この夏、北フランスを旅行しました。
旅の後半に訪れたのがオーヴェル・シュル・オワーズという小さな町です。
のどかで美しいこの田舎町は多くの印象派の画家を魅了したことで知られています。
もっとも有名なのは炎の画家と呼ばれるゴッホの終焉の地であることでしょう。
そのゴッホが描いた教会や麦畑を実際に散策しながら当時の生活ぶりに思いをはせました。
気性が激しく、その画風も強烈な個性を感じさせるゴッホですが、あらためて絵を観るとただならぬ気配に圧倒されます。
普段、優しい色調の絵画に親しんでいる私にとって、やはりゴッホは孤高の天才という気がしました。
しかし、ゴッホの作品にも親しみやすいモチーフはたくさんあります。
私が好きなのはアルルで描いた「夜のカフェテラス」という作品です。
青い星空と黄色い灯りが明るく描かれて、見ているとなぜかホッとします。
この絵を絵画販売のサイトで見つけました。
複製画を感じさせない素晴らしいクオリティには感心します。
もうすぐ憧れの名画に手が届きそうです。