ピカソはスペイン生まれで、フランスで制作活動を行った世界的に有名な画家です。
美術の教科書にも必ず記載されているため、知らない人はいないと思います。
また、多くの作品を残した事でも有名で、最も多作な画家としてギネスブックにも記載されています。
ピカソの作品は独特のタッチと作風の物が多く、作品を描いた彼の目的や意図、作品が示す意味に対して様々な解釈がなされています。
彼の有名な絵の一つに1937年4月に起こったスペイン内戦の中でゲルニカの街が空爆された様を描いたゲルニカがあります。
暴れる馬や、鋭い人間の目をした牛、子供を抱えて倒れこむ母親や神への祈りを捧げる様等が彼の独特なタッチで描かれた非常にショッキングな作品になっています。
この作品に対する解釈は多々あり、ゲルニカも含めピカソの作品には政治的な意味合いを含めた物が多いとされていますが、それに対して本人はありのままを描いただけだと言っています。
彼の本当の意思は分かりませんが、後世でも長く語り継がれる事になる彼の作品は、間違いなく名作だと言えるでしょう。