絵画などの美術に興味がないという方でも、ピカソは知っているという方が多いことでしょう。
彼の存在は世界的にも有名ですし、美術の教科書でも作品が紹介されています。
ピカソが描く人物は、目や鼻があり得ない場所に配置されていたりなど、非常に個性的な作風となっているのが特徴です。
キュビズムというさまざまな視点から物事を観察した上で再構成するという手法を生み出し、さらにアフリカの原始芸術にも魅せられた結果、そのような作風となったのです。
そのため、鑑賞する人に強烈なインパクトを与えることとなり、中には理解しがたいと感じる方も少なくありません。
ピカソ自身も、生前は多くの批判を受けたこともあったようですが、決して妥協することなく、独自の視点で作品を作り続けました。
生涯に10万点以上もの絵画や版画などの作品を生み出したのです。
そのような姿勢はほかの芸術家にも刺激を与えることになりましたし、美術界に大きな影響をもたらすことにもなりました。