20世紀最大の巨匠ピカソ

スペイン生まれでフランスで活躍した20世紀最大の芸術家がピカソです。
没後半世紀近くにもなりますが、彼の名は今でも世界中に知られていて、現代美術に大きな影響を与え続けています。
彼の作品の中でもとりわけ有名なのが「アビニョンの娘たち」や「ゲルニカ」といったものです。
これらは、キュビズム(立体主義)と呼ばれる手法を用いて描かれています。
キュビズムとは対象をそのまま描くのではなく、作者によって多角的視点から捉えられ、再構成された上で作品とする手法です。
対象を様々な方向から見た様子を、単純化した図形等を組み合わせて表現するのが特徴です。
彼のキュビズム作品は、見る者に強く訴えかけてきます。
ピカソは、対象を忠実に写し出す古典的な芸術から脱皮し独自の芸術を展開し人々に衝撃を与え続けました。
大変な多作でも知られ、残した作品は絵や版画など数万点に及びます。
これからもピカソの残した偉大な作品は未来の芸術界に多大な影響を与え続けていくに違いありません。