絵画は全ての人にとって、言語となりうると教えてくれたのは、叔父でした。
世界中どこに行っても、絵画を通じて知り合う人とは、どこかで心がつながると教えてくれた美大出の叔父は、成人祝にシャガールの絵画をインターネットの絵画販売サイトで購入し、プレゼントしてくれました。
そのときはきざなことを言う叔父だと思っていましたが、事実だと実感したのはつい先日のことでした。
先日海外の人を家に泊める機会があったのですが、その人が家のある壁を見て、この絵を好きなのかときかれました。
その絵は、叔父がプレゼントしてくれたシャガールの絵でした。
私がそのとおりだと答えると、海外出身の知人はとても喜び、実は自分もその画家がすきなのだと教えてくれ、非常に熱く語り始めました。
絵に対しての思考が自分と非常に似ていて、国に帰ってからもやり取りをすることを約束しました。
絵を通じて新たに友人との出会いを得られたことと、叔父の言葉が事実だったことを知ることができたことは、とても嬉しく感じた出来事です。