パブロ・ピカソはスペイン出身の芸術家です。
類い稀なる才能の持ち主で、8歳の頃よりその才能を開花させていました。
彼の父もまた画家だったのですが、ピカソの才能に脱帽して自身は絵を描くことをやめてしまったほどだとされています。
ピカソは画家人生の中で何度も絵の描き方が変わり、いくつかの時代に分類されます。
青色を主に描いた青の時代、明るい色を主に描いたばら色の時代、アフリカ彫刻の影響を受けて描いたアフリカ彫刻の時代などを得て、代表作画のキュビスムの時代に入ります。
その後も絵の印象は変わるものの、キュビスムの作画を引きずり生まれた代表作がゲルニカです。
キュビスムは万人に受け入れられるものではありませんでしたが、今までにはない美術作品として後世にまで大きな影響を残すことになりました。
その生涯の中で1万点以上の油絵・デッサン、3万点以上の挿絵、10万点もの版画、そのほか彫刻や陶器などを数百点制作しており、多作な芸術家としてギネス世界記録にも登録されています。