絵画の能力に優れたピカソ

20世紀最大の画家と言えば、ほとんどの方がピカソと答えるほど有名な近代画家であるピカソは、今でも私たちの脳裏にいつまでも残る作品を多く残しています。
彼が生涯において生み出した作品は、およそ15万点にも及び、ギネスにも記録されているほどです。
キュビスムの創始者でもある彼の絵に対して、皆さんはこれまでゲルニカや泣く女などの個性的な作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし彼が生涯に生みだした作品には、多様な流れがあることがわかります。
彼は写実にも長けており、その才能は彼の子供の頃から培われてきました。
親友の死をきっかけに薄暗い青を使った作品を多く描いた青の時代、反対に恋人の影響により明るい色調の作品を描くようになったばら色の時代、様々な角度から見た物を平面におさめたキュビスム、古代美術から影響を受けた新古典主義の時代、想像力を発揮して描かれ、彼の代表作としても多く残されるシュルレアリスムの時代と絵画の変遷を見ているだけでも大変楽しめます。
あなたも是非ピカソの絵画の魅力に触れてみてはいかがですか。
それぞれの時代に彼の実力を深く感じ取ることができるでしょう。