パブロを知ると面白さがわかるかも

画家として広く世界にその名を知られているピカソですが、絵を描くだけでなく素描家や彫刻家としても活躍しています。
独特の作風を知らない人はいない、と言っても過言ではないほど、斬新で時に意味不明ともとれるような作品を世に送り出しました。
また、彼の名は世界的にも長い名前としてたびたび引き合いに出されることが多く、正しくはパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダードと言いますが、通称としてはパブロ・ピカソで通っています。
このあたり、日本人としてはその感覚に馴染めないところですが、聖人や縁者の名前を並べるのが当たり前の欧米諸国ならではのユーモアといった感じでしょうか。
斬新で奇抜な絵を描く画家として名をはせましたが、その作風は目まぐるしく変化しました。
彼を取り巻くその時々の出来事によってそこから作風が変わるという、珍しい画家でもあったのです。