日本では、全く絵画に興味が無い人でも名前だけは知っている作家がたくさんいます。
その中でも特に有名なのがピカソです。
作風も独特で、今までの絵画の歴史を変えるターニングポイントを作った作家として知られています。
キュビズムの創始者であるだけでなく、たくさんの絵画を残しておりその精力的な活動自体の評価も高いです。
特に彼の作品の中で多くの人の印象に残っているのが、ゲルニカです。
これはコンドル軍団が行った非人道的なゲルニカ爆撃に対する批判の意味で書かれました。
20世紀を象徴する絵画とも言われており、ピカソの作品の中でも最も評価の高いものの一つです。
反戦や抵抗の象徴ともなっており、戦争の悲劇や不条理さを現代に伝えてくれる作品です。
このように歴史的にも有名な作品を多数残しているピカソは、1973年に91歳で長い生涯を終えています。
その亡くなる直前まで新表現主義に影響を与える作品を作り続け、最後まで時代を先取りする作家でした。